今から20年くらい前の平成時代の育児話。
わが子に未就園児期から、料理(?)をさせてみた。
当時言われ始めた食育の影響もあったけれど、
もちろん、自分で食事を用意して欲しいという下心からだ。
包丁や火を使わせることが目的ではなくて、自炊できるようになることが目標。
はじめは、塗る・入れる・混ぜるなどの簡単なことから。
もちろん近くでは、大人(私)がガン見👀状態で見守り付き添い……。
近い将来のために、ちょっとしたことを一緒にやってみよう。
オーブントースターを使って
●トースト(バター&ジャム)・焼きマヨパン・チーズパン・ピザトーストなど
具を乗せるメニューは、あらかじめ大人がカットした食材を用意。
子供(ちびっ子)は、ソースを塗ったりトッピングするところから料理に参加。
トッピングに、カットの必要のないトウモロコシ缶や鰹節を使っても美味しい。
ちびっ子作業の様子をみながら、ハムなど切りやすい具材から包丁にチャレンジしていくと良いと思う。(急に包丁を持たされて、キャベツの千切りを練習するより自然という意味……。昭和の調理実習(私)は、そんな感じだったなぁ(^^;)
焼き上がりは、パンもオーブントースターも熱くなるのでヤケドに注意。
トースターのメモリを合わせたり、出来上がりを取り出したりするのは、子供の様子をみながらまかせて行く。
『一人でできた感』が育ち、ちびっ子自身が好みのトーストの焼き加減などにこだわりを語るようになって楽しかった。
月齢・年齢に応じてやれることをやってもらうと、互いのストレスも減る。
食べ物を大切に扱う感覚や、食事を用意するという事について触れるだけでもOK。
大人は気疲れするけれど、言われたことに抵抗なく従ってくれる3歳頃には、料理(?)に参加してもらった。
ホットプレートを使って
●焼きそば・たこ焼き(具やソースの投入、焼いたり、混ぜたり、ひっくり返したりをやってもらった)(焼きそばの麺をレンチン→ほど良く冷めたらもみほぐしてもらった)
●チャーハン(具は大人が用意して、順番に炒めてもらった)
大人は、ホットプレートの用意と片付け・カット食材の用意など、調理以外の作業が面倒くささが上がる(^^;。
ホットプレートの熱や油跳ねによるヤケドの注意も増して、気づかれも増す。
でも子供は『自分で料理した感』がアップするらしい。
上のようなメニューで慣れてきたら、ホットケーキの回転ワザに挑戦。
そこまで進めば、お好み焼きを手伝ってもらう日は近い(^^)/。
我が家の長男は年長さん(5~6歳)頃には、焼きそばを作っていたと思う。
電子レンジを使って
子供が、レンジによるヤケドや爆発の危険を理解できるようになってくれたら、こんなに強い味方はない。
それが分かっていないと、結構危ない。
・玉子を丸ごとレンチンで爆発させる(ゆで玉子を作りたかったらしい)。
・必要以上のW数で過剰に加熱、食材を爆発させる。
・濡れた布を乾かそうとして、レンジ中に発火。
・アルミ包装のモノをレンジで加熱して、発火(レンジ内が雷状態)。
……など、大人でもまれに間違った使い方をするらしい。
ましてや、ちびっ子……。
知らなければ、やってしまうカモ?
少なくともオモチャや魔法の箱ではないと理解するまでは、他の調理道具と同じく親の目が届く時だけの利用にしたい。
●ポテトサラダ
レンジでゆでたイモをつぶす→(イモが冷めてから)マヨネーズと塩少々、具材(ハムやキュウリ)で混ぜる……などをやってもらった。
●玉ねぎのレンチン(←今なら、コレをつくるだろうなぁ……というメニュー)新玉ねぎのまるごとレンジ蒸し (youtube.com)春野菜で、美味しくデトックス | 雑記ブログころくら (korokura.com)
電子レンジは、冷凍食品メニューに大活躍してくれるけれど、レンチン(解凍&温め)以外の機能を知っておくのも良いかと思う。家族以外との会話の時、思わぬところから家庭内の食生活が見えたりする。
レンジがレンチン食品専用家電で子供が成長するのはモッタイナイ気もする。
便利な商品を上手に使いながら、レンチン以外の機能も知って欲しい。
<今は、レンジで作れる商品がイッパイ(^^♪>
たくさん作業する時や汚しそうな時は、ちびっ子にエプロンを着せると、イベント感が出る。料理やってる感がアップして、子供も一生懸命やったり、親もケガに対する注意の意識が強まる。
ちびっ子期から料理……の理由
私自身が親から『こんなこともできないの?』と言われたり、『このぐらい(掃除・洗濯・料理)ができないなんて』とタクサン言われた記憶がある。
急にヤレと言われたり、空気をよんで(親が)忙しいのだからやっておけと叱られても、私にはあまりできなかった。
自分の子供には、本人がやろうと思った時にできるぐらいに成長して欲しいと思った。
親が自分で料理した方が、時間もかからないし上手にできて当たり前。
子供と一緒にやるよりは、楽。
でも、子供が小さいころには手出しをさせず、やってもケナし、『デキナイ子』と罵るのは違うだろう……と思った。
とりあえず、我が子たちは自分で自分の食事は用意できるようにはなっているようだ。
どれくらい、ちびっ子期からの料理が役立ったかは分からないけれど、ヤルダケヤッタ……と(私の)気は済んだ。