子供は覚えて無いけれど、通ってて良かった

我が家の第一子は3歳ごろまでほぼ毎日、公園へ通っていた(多い日は1日3回行くほど)。
あんなに通ったのに、大人になった息子と話すと、あまり覚えていない様子。
でも『あのシンドイ日々を返せ…』とは、思わない。
理由① 入園時、集団保育に違和感なく馴染んでくれた
赤ちゃんの頃から、ベビーセンターに月2回くらい預けていたので、そのおかげもあるかもしれないが、公園遊びは、スムーズな入園(集団保育)生活につながったと思う。
2~3歳くらいの幼児は『並行(平行)遊び』という状態の時期があるらしい。
近くに、同じくらいの月齢の子供がいても、別々に近くで遊ぶ様子…。
育児経験者なら『アルアル(見た覚えあり)』だと思う。
はた目に見ると、『うちの子っていの?』という絵ヅラだが、本人たちは『一緒に遊んでいるつもり』らしい。
それも、時間(日にち)が経てば別々に遊んでいたはずなのに、近くの子供のマネをしたり、後を追って行ったり(その逆もアリ)…。
並行遊びも、子供の成長とともに変化して公園遊びを楽しむようになる。
幼稚園の入園面接で、公園遊びについて質問された記憶がある。
集団保育の保育者も、参考にしたい要素がるのかもしれない。

公園へ行く頻度・好きな遊び・お友達はいるのか・公園へ出かけることは本人は好きなのか…など、聞かれたと思う。
公園遊び初期に『ほかの子と遊ばない…』と勘違いして、行くのを止めないで良かった。
(並行遊び(平行遊び)とは? 一緒にいるのに一緒に遊ばないのはなぜ? 何歳から始まる?|ベネッセ教育情報サイト (benesse.jp)
理由② 公園で会うママさんとの情報交換や社会性に触れるチャンス
上に兄弟のいる公園ママさんはモチロン、月齢の近い子供のいる公園ママさん達と交流、教えてもらうことが多かった。
・近所の保育園・幼稚園情報
(上の子供さんが通っているママさんのお話は特に有難かった)
・その時、地域で流行している子供の病気
・検診など、その地域の行政サービスの内容
(『けっこう待った』『場所がどこらへん』など)
・近くの食料品店などのお店情報
……などなど。
子供を遊ばせながらなので、長く話し込むことはあまりなかったと思うが、自分で調べるキッカケをたくさんもらった。
『こんにちは』『ありがとう』『ごめんなさい』『またね(さようなら)』などの挨拶。
順番待ちなどの『ルールを守る』などを、家の外でもやることを学ぶのにも良い機会だった。
※子供は、まだ自分ではできないので親がやる姿を見せ、時には一緒にやる。
理由③ 地域の情報やイベントに触れる
公園によっては、近所の幼稚園や保育園がお散歩でやってきたり、クリスマスやこどもの日が近いとイベントがあったり…。まれに企業が育児用品のサンプル品を配ったりすることもあった。
家の中で、お友達と遊ぶのも楽しいが、ちょっとした事が子供には『大きな出来事』で刺激になるらしい。

理由④ 生活にリズムやメリハリができる
『公園遊び』すると、ザックリでも計画を立てやすくなる。
他の家遊びや家事との兼ね合いを考えて、一日をどう過ごすかスケジュールをたてる。
毎日のように行っても、あまりお金はかからない。
お天気や気温を気にして生活すると、日々なんとなく過ごせなくなる。
理由⑤ 我が子の発育の様子や個性を見る機会
室内では分からない、公園遊びならではの『我が子の発見』がある。
この世に生まれて、まだ2~3年。本人自身も親も『知らないコト』がイッパイわかる。

・虫(セミやアリ)が苦手
・昨日は出来なかったボール遊びができた
・泥遊びが平気(好き)
・どんなお友達が好きか
……など些細な事。

地域によっては、住宅地にある公園も……。
近隣の方の迷惑にならないように、上手に利用したい。